FACTORY NEWS 〜未知の薄さ「グラファン」への挑戦編〜
当社としては未知の領域への挑戦を本日も。
紙の中でも非常に薄い「グラファン」という紙への
印刷・加工案件をご依頼頂きまして。
早速シール印刷機で印刷・加工テストを致しました。
こちらがグラファン。封筒などの窓に用いられるほどの薄さ。紙なのにスッケスケ。
こんなにスッキリ手が透けて見えてしまうほどの薄さです。
オフセット間欠輪転機で印刷後、シート状に断裁仕上げという
印刷・加工の仕様としてはありきたりな内容だったのですが…
(印刷内容はお客様NGのため無地でのご紹介です。残念!)
機械に通紙してみたところ。
紙をまっすぐ通すためのガイドも紙が薄すぎて支えきれないし
バランスが崩れて蛇行した瞬間に紙にシワが寄ってしまうのです。恐ろしい。
これだけ薄い材料なので技術的なハードルの高さもピカイチでした。。。
- エアコンの風に舞うとシワが入り、
紙を繰り出す機構でもシワが入り、
紙を強く引っ張れば破れ、
シートカットに落とせばふわりと浮いてカールし、
揃えようとすればフニャフニャ曲がり。。。
と苦労の連続でしたが、工場長の努力の甲斐あって何とか形になりました!
毎度ながら工場長ありがとうございます!m(_ _)m
最終はシートに落としての断裁仕上げ。
キレイに揃えるのは一苦労ですが、、、
また一つ技術の対応領域が広がりました!^_^
あとは本生産用材料の入荷を待つばかり!
加工にお困りの材料などございましたら、お気軽にご相談下さい!
勿論、一般のシール印刷のお問い合わせも大歓迎です!
加工工程を模索中の図。
次から次へと降り掛かってくる課題を一つずつクリアして
今回も何とかカタチになりました。ほっ。