高精細対応CTP導入とRIPワークフロー更新のご報告

この度当社は印刷品質の安定性と品質向上を目的とし、CTP（製版機）及びRIPワークフローの更新を行いました。今回の更新で、CTPには新たにSCREEN GP社の高精細スクリーン「Fairdot2」を搭載。

Fairdot2は従来のAMスクリーンとFMスクリーンの長所を併せ持つハイブリッドな網点表現です。
一般的なAMの印刷では再現されなかった極細部に至るまでの再現が可能になります。網点階調も更に豊かに。通常の入稿データをFairdot2で書き出して印刷するだけで従来よりも鮮やかな色彩表現が可能です。モノクロの書き出しでもより奥行きのある立体感を演出できます。

また、細かなストライプなどで不可避であったモアレ（網点が絡まって地紋の様な柄が出来てしまう現象）についても解消出来るようになります。

CTPの更新に伴いRIPワークフローもTrueFlowから「EQUOS」へと更新、移行致します。

AdobeのIllustratorやPhotoshopのバージョンがCCへ移行し、様々な効果やアピアランスが複雑に使用されたデータが増加している傾向を鑑み、RIP（入稿データを製版データへ変換する工程）の環境についても、より高度な演算に対応し高速で安定した処理を行える環境を整備しました。

今回の体制刷新によって当社最大の強みであるラベルオフセット印刷の表現の技術を更に高め、ステークホルダーの皆様に貢献して参ります。

【導入設備詳細】

・CTP　PlateRite FX870N-E（SCREEN GP社製）
　対応版タイプ　レタープレスデジタル版／サーマルオフセット版／フレキソデジタル版／ドライフィルム
　対応網点　AMスクリーン 〜200線／Fairdot2（350線相当）
　解像度　2,400／4,800dpi※
　製品の詳細について （https://www.screen.co.jp/ga/product/category/ctp/flexo/platerite-fx870ii-870）

　※4,800dpiはサーマルオフセット版には非対応。

・RIPワークフロー　EQUOS（SCREEN GP社製）
　製品の詳細について（https://www.screen.co.jp/ga/product/category/workflow/equios）