盆明け早々緊急事態!
こんにちは、広報の谷山です。
当社のことをよくご存知の方にはお馴染みのネタではあるのですが、当社の印刷現場は機械の不具合について基本的に自社で修理を行っています。
自社修理体制で提供している価値は
1.安定生産をより確実にする
2.修理コストを削減することで会社を強くする
3.機械について知識を深め、深い理解の上で生産・開発に取り組む
といったところでしょうか。
この提供価値は派手なものではありませんが、お客様の安心・安全に直結するポイントだと思います。
今回は、この社内で修理を行う習慣について少し掘り下げてお話してみたいと思います。
・・・というのも。。。
お盆明け直後の繁忙の中、機械が故障するという(広報にとっては絶好のネタ)事態が起こってしまったのです。
現場曰く「試運転中に突然動かなくなってしまった・・・」と。
ウンともスンとも言わなくなってしまった印刷機を前に、工場長が機械メーカーの担当者さんと連絡をとりながら原因を探っていきます。
程なくして故障箇所が判明。
なんと数十万円するサーボアンプと呼ばれる電気部品が原因になっているようです。
故障箇所が判明した時・・・事務所に社長の悲痛な叫びが響きました・・・(゚A゚;)
嘆いていても始まらないので工場長は慣れた様子でメーカーさんに新しいサーボアンプを手配、手際よく故障した部品を外していきます。
翌日、早速届いた新品のサーボアンプを外した通りに繋いでいきます。
工具で一つ一つ丁寧に作業しながら「頼むで・・・ちゃんと動いてくれよぉ・・・」と工場長の祈る声。確かにこれで故障箇所が違ったらと思うとゾッとしますね。
交換を終えて通電してみると無事に復旧完了!
直前まで壊れていたとは思わせないほど自然に印刷が再開され、工場長も別の持ち場へ。
まるで何事もなかったかのように日常の風景を取り戻しました。
お盆明けの繁忙期真っ只中にまさかの事態でしたが事なきを得ました。ホッ・・・(;´∀`)
今回のケースでは故障から復旧まで約24時間で完了したため大事にならずに済みましたが、一般的な同業他社様のようにメーカー修理依頼で対応する場合、おおよそ1〜2週間ほどを要してしまいます。その間生産ラインが止まってしまうのでお客様に納期遅延でご迷惑をお掛けしてしまう事態に。ダメージの差は歴然ですよね。
今回は結構深刻な部品だったので即修理完了とはいきませんでしたが、軽微な故障や不具合は機械の入れ替えを行う際に部品取りしているストックパーツで殆ど即日修復可能です。
技術者も入社直後から機械をバラしたり組み上げたりしているので構造について理解度の高い技術者が多く、印刷や加工の不具合についても何が原因なのかを探る視野を広く持てているように思います。
いかがでしたでしょうか?
当社会長が新人によく言い聞かせる「ビビッとらんでバラしてみぃ!そんなんで壊れるほどやわに出来とらんわ!!」という熱きスピリッツの下、これからも異音や不具合の度に当社の機械はバラされ組み上げられお客様に安定したものづくりという価値をお届けしていきたいと思います。
あ・・・社長、サーボアンプのお支払い頑張ってください( ˘ω˘)
今回故障したオフセット印刷機(FX-13):株式会社エコー電気製作所 様
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