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大分の秋の味覚!カボス狩り(2024)

こんにちは、広報の谷山です。
毎年恒例の行事、カボス狩りへ行ってきました!




この行事は自然と社内イベントになりつつあるのですが、かつて社長の祖父が育てていたカボスが、今でも自然豊かな土地で完全無農薬(放置ともいう)で育っています。完全無農薬で1年間放置された山のカボス狩りの負荷は半端ではなく・・・草刈りに倒木の撤去など、収穫するまでにも相当の下準備が必要です。まぁ、収穫始めたらカボス以外にもアケビや柿、山芋と周りに実った豊かな自然の恵みもいただける楽しみがあるのですが・・・まぁ辛い。


入社するまでこんなイベントがある事すら知らなかったのですが、昨年参加してワタクシどっぷりこの魅力にハマってしまい、首を長くしてこの日を待っていました!!

でも今回は前回とは違って緊張感溢れる中始まったんです・・・!!





会長率いる製造5名と取材班のワタクシは片道1時間ほど掛けて社長の祖父宅へ。ワタクシも前日から入念に準備した装備の詰まった重たいリュックを背負って、まずは1年ぶりに訪れた田舎の空気を堪能。




初めてきたときは想像以上にのどかなところで驚いたワタクシも、2度目となると懐かしさすら感じる〜〜!!

ウキウキと皆で少し離れたカボス山へ!しかし、昨年はざっくばらんにご紹介していたのですが、カボス山に行く道が・・・




こんなに狭いんです!!!昨年は社長がトラックを運転していたのですが、この道で激しくエンストしたんですよね・・・。

道路じゃない道でもちゃんと車が通る位置だけタイヤの轍がついているの凄いですよね・・・!!この道、他の人も通ってるんだ・・・と道を眺めて呟いたワタクシに後ろから会長が「ほれ見てみ、栗を求めて来ているんや。」と指を指す方向に目をやると・・・




「人間が採り損ねた栗はもう山の主が食っとるんやろな〜ぁ。」とポツリと会長が呟いた言葉に少しも意に介さず、ワタクシは心を弾ませながらカボス山の方へ向かった。今思えば会長の一言はこれから起こる恐ろしい出来事のフラグだったのかも知れない・・・。



そしてお目当てのカボス山は・・・・




今回も木と雑草が生い茂っていました!!!1年でこんなに生えるのね・・・

トラックから収穫籠や草刈り機をおろして、工場長の「よっしゃぁッ!!やるぞ〜!!!」という掛け声の下収穫開始!

草刈り機を動かす担当や、カボスを収穫する担当・・・各自慣れた様子で分担に就く。




ワタクシも1人1人の様子を撮影しながら、皆に混じって収穫に参加!!いつもしない立ち作業や、見上げての撮影で疲労が溜まる体を、木の周りに漂う甘い果実の香りで定期的にリフレッシュ。不思議なくらい蘇生効果あります。

自然っていいなぁ・・・なんて思いながらルンルン気分で順調に収穫。何事もなく順調に収穫が始まり、少し時間が経ってお腹も空いてきた頃あるものを発見。




かなり大きな水たまりが。
昨日雨が降って全体的にも地面が泥濘(ぬかる)んでいた事もあったが、不自然なくらい周りには柔らかい泥が山のような形で積まれていた。なんの水たまりか少し考えたあとに、自分の履いている長靴で泥をつついたりしていると、印刷のTさんがやって来た。



Tさん(以下:T):「会長がこれイノシシの泥遊び場って言ってたよ」

ワ:「え!!そうなんですか!!!」


一瞬さっき会長が言っていた“山の主”という言葉を思い出した。「まあ田舎だし、いるよね。」と意に介さず作業していると。


目の前の草むらをドスドスと何かが駆け抜けていく音が!!一瞬何事かと思い、手を止めて草むらの方に視線を向けるもワタクシの作業している目の前で音が止まり、その後はもう何も聞こえなくなった。


聞き慣れない音に印刷担当のTさんと副工場長も何事かと手を止め、二人で恐る恐る副工場長の元へ身を寄せる。


ワ:「今何か走りませんでした!?」

T:「俺も聞こえた!!」

副:「俺も少しだけど聞こえた!確か谷山さんあたりで音消えたよな・・・」


副工場長は持っていた傷んだカボスを投げるも、カボスが茂みに落ちた音しか聞こえなかった。もう何も居ないであろうことは分かったけど、姿は見えなかった。もしかしたら山の主が来ていたのかも知れない・・・。




なんとか無事に収穫を終え、行き道のコンビニで買ったコーヒーやジュースを飲みながら一息つく。初参加の今年4月に入社したMくんが袖を捲って座っていた。最初は暑いからだと思っていたが、近づいてみると腕に大きなキズが。


ワ:「Mくん、腕大丈夫!?」

Mくん:「いや〜・・・暑かったんで腕まくりしたんですけど、来年は上着持ってこようと思います。(苦笑)」

ワ:「今日楽しかった?来年も来たいと思う?」

M:「楽しかったですね!工場から出てこういう行事もいいなって思いました!」




会社に帰ってきた後、皆で役割を決めて汚れたカボスを磨き上げていく。何気ない話をしながら磨き上げる作業が、個人的にたまらなく好きな時間。部署は違えど汗水垂らして一緒に収穫したカボスについて話し合う。普段できない会話もこの時間なら出来るんですよね〜♪


会長:「今年の収穫数は全然駄目やったのぅ・・・。なんでやろな・・・。」


今回のカボスの収穫数は去年よりも遥かに少なかった。

去年は2回に分けて収穫したものの、今回は1回で全て取り終えた。会長は友人の「カボスの先生(ガチJAの方)」に電話し話を聞くと、夏の猛暑日が続いたこともあり今年の収穫数は全体的に少なく、収穫数が多い年の翌年はどうしても量が減るのだとか・・・。自然のリズムってやつなのか。


今年は収穫数は少ないけれどワタクシにとっては色んな意味で自然を満喫したカボス狩りでした!来年は今年よりも多く採れますようにっ!!



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