先輩インタビュー:検査部 検査担当 衞藤 由樹

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現在の検査担当としてのお仕事について具体的に教えてください。

検査機を使って当社で製造したシールの検品を行っています。製品に不具合がないか検品し、指定された仕上げに整えて、出荷直前の状態に仕上げるのが私の仕事です。

検査カメラがシールの印刷・加⼯の不良を検知してくれるので、きれいな物に貼り替えたり、めくれが生じている場合は本来の正しい状態に復元するために貼り込んだりします。同時に商品の幅に合わせてシールの余⽩を切り落としたり、「1巻を◯◯枚で仕上げて下さい」といったお客様からのリクエストに合わせて仕上げていきます。
単純作業のように思われるかもしれませんが、お客様ごと、製品ごとに要望が異なります。私たちの部門が品質保証最後の工程なので、担っている役割はとても大きいと感じています。

業務量は⽇によってまちまちですが、平均すると1⽇に3〜4種類のシールを検査しています。商品の品質要求基準によっては、検査機を通した後、すべて⽬視で再検査する作業が必要になることもあります。この厳しい要求の下でも殆どクレームが生じていないのは私たちの自信にもなっています。

入社後8年間で経験したお仕事について詳しく教えてください。

⼊社してすぐは、検査部門ではなく包装部⾨に配属されました。2年⽬になって私が検査に関わってみたいという思いが湧いてきたのと、検査機が増設されるタイミングが重なったことから、希望が叶い検査部へ異動しました。現在は検査部のリーダーを任されています。
検査部での基本的な仕事内容は7年間ずっと変わりませんが、日々試行錯誤してきたことで7年前とは検査効率や確実性はかなりレベルアップしたように感じています。チームの意識も大きく変わり、検査の方法や人の動き方、検査効率の考え方について相当変化していると実感しています。

私がリーダーになって約半年になりますが、環境の変化は決断や指⽰をしなければならない場面が増えたことと、⼈をまとめる場⾯が増えました。
先⽇、産休明けで復帰した先輩から「頑張ってるんだね。衞藤さん、いい意味で変わったよね」と⾔われました。
⾃分ではまだあまり実感がありませんが、第三者の目線で成長しているという評価をしてもらえたのはとても嬉しかったです。

4⽉に新⼊社員も⼊ったので、今は全⼒でサポート役を務めています。私は⾃分の考えを伝えるのが得意ではないのですが、自分自身先輩⽅に積極的に声をかけてもらって助けてもらった経験があります。今度は私が後輩に声をかけることで、恩返ししたいという思いでいます。
検査部の仕事はミスが許されないプレッシャーのかかる仕事ですが、なくてはならない重要な仕事。エイコー印刷の製品の品質の担っているという誇りを持って、これからも頑張っていきたいです。

検査工程でやりがいを感じる瞬間はどのような時ですか?
また、検査工程での工夫や改善にどのように取り組んでいますか?

ありきたりですが、⾃分が検査したシールやラベルが貼られた商品がお店に並んでいるのを⾒つけるととても嬉しくなります。思わず家族や友達に「これ、ウチの会社が作ったんよ!」と⾃慢してしまいます。
少し前までは間接的な受注が多く、自社で製造したと声を大にして言えるものが少なかったのですが、最近は営業担当が直接デザイナーさんとやり取りして作る商品も増えてきました。「エイコー印刷が作った」と⾔える商品が増えるのは、社員としてとても誇らしいです。 また、広報部の⾕⼭がSNSで会社の色んな側面を発信して会社をPRしてくれていますが、スマホを通じてフォロワー目線で⾒てみると励まされます。
検査部では、お客様と直接関わることはほとんどありません。時々朝礼で営業担当が「短納期で仕上げてくれたので、お客様が⼤変喜んで下さいました。」といった報告をしてくれるのですが、こういうフィードバックをもらえると「次も頑張ろう」と思います。こういうお客様の声が沢山社内に循環しているのもこの会社が好きな理由の一つですね。

検査⼯程では、1⼈で2台の機械を回すこともあります。ミスがないように⽬で商品を⾒るだけでなく、⽿で周りの⾳を聞くことにも神経を使い、万全を期して製品と向き合っています。また、伝達ミスがないように注意し、失敗や教訓はみんなで共有して全員の経験値を上げるように⼼がけています。

仕事をする上で大切にしていることは「何でもすぐに相談する」ということです。⼀⼈で悩んでいる時間はとてももったいないと思うので、⾃分で判断できないときは信頼できる⼈の知恵を借ります。⼯場⻑が常⽇頃から「やり辛いことや気になることは、すぐ相談して下さい」と⾔ってくれるので、とても助かっています。

エイコー印刷は機械設備の導入に積極的ですが、
業務にどのような好影響がでていますか?

私は当社の⼯場しか知らないので他の会社さんとの比較が難しいのですが、関係先の⽅やお客様が工場見学にいらっしゃると「こんなに設備が整っている印刷会社は他にない」と仰ってくださいます。
現在、検査機だけでも3台ありますし、今年(2024年)の11月には今以上に⾼性能な検査機が1台増える予定です。

機械に任せられることを増やすことで、人の手を必要とする業務に時間を割り振れます。当社は誰かが困っていたり業務が集中したら部門の垣根を超えて助け合う社⾵なんです。私も、手が空いたら梱包作業や発送業務、納品書の発⾏などの事務作業を⼿伝い、関われる業務領域を広げる努⼒をしています。だから、誰かが急に休んだとしても慌てることなく、お互いにサポートできる体制が整っているんですよ。

他の部署を⼿伝うことで、その部署の⼤変さを⾃分事として体験できるのも、いいことだと思います。思いやる⼼が⽣まれますし、⾃然と⼿伝うべきタイミングが阿吽の呼吸でわかるようになりましたね。

これからエイコー印刷に入社する方へ向けて一言!

私が⼊社した時と⽐べると、職場環境は⼤きく変わっています。課題はみんなで相談して都度改善しているので、どんどんいい⽅向へ進化していると感じられます。
社内ではチームワークを⼤切にしていて、みんなで⾜並みを揃えて同じゴールに向かって進んでいる感覚が⼼地いいです。

職場にはいろいろな性格の⼈がいますが、みんなに共通しているのは「やる気が満ちていること」です。
1⼈1⼈が「エイコー印刷をもっとよくしたい」「盛り上げたい」という気持ちを持っていて、会社として前に進む⼤きな⼒を⽣んでいます。

またみんな仲が良く、上司部下を問わず⾵通しがとても良いです。友達に会社⾏事でBBQや社員旅⾏が頻繁にあると話すと驚かれることが多いのですが、⾏事をきっかけに意外な⾯が⾒えたり、普段できないような深い話ができるので楽しいですよ。
慣れるまでは億劫に感じるかもしれませんが、業務外のコミュニケーションは仕事にもいい影響が出るので、新しいメンバーにも積極的に参加してほしいですね。

当然良いことばかりではなく⾟かったことや失敗談は数え切れないほどありますが、そのたびに周囲の⼈が親⾝になって相談に乗ってくれたり、⼿伝ってくれたりします。忙しくて余裕がなくなっていると、必ず誰かが気付いて声をかけてくれるような会社です。
だからいつも「⾟かったこと」が「嬉しかったこと」に置き換わります。

私は率先して前に出るタイプではありませんが、エイコー印刷はどんな⼈も置いてけぼりにしない懐の深い会社です。新しいメンバーが加わってくれるなら、エイコー印刷を選んで良かったと思ってもらえるようにお迎えしたいですね。

INTERVIEW MOVIE

検査部 衞藤由樹のインタビューを動画でご紹介しています。