先輩インタビュー:広報/PR 谷山 樹里

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現在のお仕事の内容を教えてください。

広報/PR担当として、⾃社サイトの更新やSNSの投稿を⾏っています。
これまで弊社社長の安部がHPやSNSの全ての管理や作業を担当していたのですが、今後のPR戦略を考えていく上で広報/PRの専任担当者が必要だということになり2023卒の新卒者対象に求人を展開。そこに私がエントリーしたことで現在に至っています。 広報/PRの
専任担当は現在私一人ですが、社長も伴奏してくれており二人三脚で日々の広報活動を行っています。

具体的には、⾃社サイトのスタッフブログで「シールの⾖知識」というテーマで印刷物のことを詳しく解説したり、社内行事のBBQを
はじめとした社内イベントの紹介、「製作事例」として様々なお客様から依頼されたシール・ラベル製品の実例を営業や製造の工夫を交えながら紹介しています。
業務領域はとても広く、記事の執筆だけでなく、掲載したい製品の取材交渉、写真撮影、製作⾵景の動画撮影、必要に応じて見せ方を
工夫するためのイラスト作成など多岐に渡ります。

イラスト作成は⼤学でビジュアルデザインを専攻していたこともあり元々得意な領域で、入社直後から狙っていたとおりの成果を出せました。ただイラストだけでは表現の幅が狭いため、元々趣味としていた写真撮影や動画編集についてもイチから勉強したことで、
入社2年目の現在で表現できる武器が増えてきた手応えを感じています。

ただ、印刷技術に関しては、入社前に想像していたよりも奥が深く、日々勉強しているつもりでもまだまだ知見が追いつけていません。
分からないことは素直に社長や営業、技術者に話を聞きながら記事を作成しています。

活用しているSNSはInstagram、X、Threadsをメインに、製作事例やブログの最新情報を拡散するためのツールとして使っています。
最近では伝統的な製品のリブランディングに関わることも多く、露出方法や見せ方の演出を行うことでお客様製品のPRのお手伝いもできればと思っています。
当社にシール・ラベル製品を発注頂いたお客様が「頼んで良かった」と思って頂けるようなPRが出来ていたら嬉しいです。

谷山 樹里の入社の経緯・きっかけは「オオイタカテテ」に掲載 >

エイコー印刷で働く中で、
最も影響を受けた出来事や経験は何ですか?

グラフィック社様から出版されている「デザインのひきだし」
関わったことです。
デザインのひきだしは、デザインや印刷に関わる多くの⼈から熱烈に⽀持されるデザイン・印刷・紙・加⼯の実践情報誌。発売情報が出るや、あっという間に完売して⼀切増刷されないことで知られています。ちなみに当社社⻑の愛読歴は10年以上になるそうです。
当社がデザインのひきだしに初めてサンプル出稿したのは49号。表紙と付録サンプル3点を製作。あまり表舞台に立ってこなかった当社としては、SNSを通じて自社の技術や製作物が高く評価されているという手応えは強烈な体験でした。
創刊記念特別号となる50号では、「得意な印刷・加⼯技術の紹介」というテーマで 当社を掲載して頂いたのですが、実物サンプルのシールデザインを私が担当しました。

社⻑から「シールデザイン、やってみる?」と⾔われたときは、まさかの白羽の矢に一瞬戸惑いましたが引き受けて良かったと今では思っています。自分のデザインが印刷版になりシールとして加工されていく過程は文字通り産みの苦しみと喜びを感じられた、かけがえのない経験となりました。
また、自分の名前が業界の最前線で活躍されているイラストレーターの方々と誌面に並んだことで、学⽣時代にイラストレーターを志していた私の夢が少し叶った出来事にもなりました。⼊社1年⽬でこんなに⼤きな仕事を任せてもらったことに、⼼から感謝しています。

エイコー印刷の魅力(他社と比較して際立っている点)は
何だと感じますか?

⾼い技術⼒と設備⼒です。エイコー印刷は1977年創業以来、お客様とともに成長することを目指して積極的に⾼性能な設備を導⼊し、
設備の能力を十二分に引き出す技術を磨いてきました。

使用環境や表現の要求を満たすことの重要性を理解しており、お客様の要望に合わせて、ゼロから最適な製品を設計し、作り上げる能⼒に⻑けています。商品を彩るプロとして、お客様の「作りたい」想いをカタチに作り上げています。

「営業の全員がシール・ラベルの製造経験がある」というのも、他社にはない特徴だと思います。営業担当は製造経験がないのが⼀般的ですが、エイコー印刷では⼊社するとまず製造部⾨に配属され、実際に調色や印刷、抜き加工といったシール・ラベルの製造に求められる全ての工程を経験します。

印刷実務経験をもつ営業は製品のご紹介を作り手の目線でもご紹介できるだけでなく、お客様が作りたいと思われている製品をカタチにしていくにあたって想定されるリスクや、仕様上の難易度、リアルなコスト感覚も把握することが出来るのです。
また、製造現場の苦労も理解しているので、良くありがちな営業vs技術者のような対立構造も無く、風通しの良い人間関係でスムーズなチームワークを発揮できていると思います。結果的にお客様視点で物事を考えられるようになっており、生産性向上にもつながっています。

上記と部分的に重複しますが社員同⼠の仲の良さも魅⼒のひとつです。これは、私が⼊社することを決めた理由にもなっています。
何でも相談できる⾵通しの良さや、社⻑をはじめとする上司との距離の近さが、 やりがいや働きやすさにつながり、「皆の役に⽴ちたい」という社員の連帯感の源だと感じています。

これからエイコー印刷を、どういう会社にしていきたいですか?

広報として効果的に外部にPRし、より多くの⼈にエイコー印刷のことを知ってもらいたいと思っています。
「素敵な商品を作りたい」と頑張っている⼈の思いを、⼀つでも多くカタチにしていきたいです。私たちの技術⼒やアイデア、今まで
培ってきた経験を必要としてくれる⼈に届けられるよう、⽇々全⼒で発信するのが私の役割だと思っています。


この仕事に就いて、SNSがいかに効果的なツールであるかを改めて実感しました。今後はブランディングやマーケティングも学んで、
今までの経験や感覚をより効果的に伝えられるようになっていきたいです。

これからも、どんな情報をどんな温度感で届けるのか、どんな⼈に⾒てほしいのか、お客様やフォロワーがどんな情報を求めているのか、想像⼒を働かせながら広報活動に取り組んでいきたいと思っています。

エイコー印刷のビジョンや
未来に向けての目標について教えてください。

社⻑の安部は常々「エイコー印刷は、いずれは自社製品を持つメーカーになりたい」と話しています。現状は、デザイナーさんや印刷会社さん、企画会社さんが⽴案した企画をカタチにするお手伝いをしていますが、もう一つの顔として⾃分たちで
プロダクトアウトできる会社でもありたいと願っています。

シールやラベルは「粘着」という非常にシンプルながら奥深い技術を扱う製品です。絆創膏や両面テープ、マスキングテープなど類似する領域は多岐に渡るため、いつかこのビジョンを
カタチに出来るよう、その機会を虎視眈々と狙っています。

実際に製品開発を伴う挑戦もしています。新型コロナウイルスが流行したごく初期に、SIAAマークを世界で初めて取得した
抗ウイルス・抗菌機能製品「HINODERIX」を開発しリリース。大分銀行様のATMタッチパネルなどに広く採用され、TV、
WEB、新聞といったメディアでも取り上げられました。
このように時代の変化や機微に即した製品で専門業者ならではの価値をメーカーの立場で行いたいと思っています。

常に進化し、新たなステージに向かうエイコー印刷という会社の⼀員であることを誇りに思い、私も⾃分の持つスキルを磨いて会社と
ともに成⻑していきたい
と思っています。その結果、沢山のお客様に「エイコー印刷さんに頼んでよかった」と⾔ってもらえたら嬉しいです。
世の中には星の数ほど会社がありますが、会社の規模や働く⼟地にこだわりすぎず、時に⾃分の直感を信じて飛び込んでみるのも良いのかもしれません。少なくとも私は、生まれ育った淡路島を出て、縁もゆかりもない⼤分の会社に⾶び込んだわけですが、自分の判断が
正しかったと思っています。

今後、私たちと一緒に素敵な会社を作ってくれるメンバーが加わってくれることをとても楽しみにしています!

INTERVIEW MOVIE

広報/PR 谷山樹里のインタビューを動画でご紹介しています。